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2016年10月8日

【ポータブルオーディオLab】バランス対応のハイコスパモデルONKYO『DP-X1』は、『DP-X1A』になってどう変わったか?

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パーツの見直しで音に磨きをかけた『DP-X1A』

バランス対応の国産ハイレゾプレーヤーで、10万円以下のベストバイは? と聞かれれば、私はバランス対応のONKYO『DP-X1』と答える。それが、今回『DP-X1A』になった。同時発表されたPioneer『XDP-300R』がバランス対応になったのに比較して、本機のインパクトは弱いが音はどのように変わったのだろうか。電源部の整流回路に使われるコンデンサを見直したという。電源部の見直しはパワーアンプやDACでも音質への影響は大きいので、これは期待ができる。

ONKYOが採用した導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサとは何か?

PCに使われるCPUの高速化、高機能化によってクロック周波数が上がり、電源回路にもより速い応答性が要求された。これに応えるべく開発されたのが、電解液の替わりに導電性ポリマーを使った導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサである。導電性ポリマーは、その業績から白川英樹博士が2000年にノーベル化学賞を授与されるぐらいの大発見で、日本が世界をリードするハイテク技術だ。カンタンに言えば電気の流れるプラスチックで、身近なものではスマホの電池に使われている。これをコンデンサに使うと、応答性が速く、高周波特性に優れ、等価直列抵抗が低い製品が作れるのだ。さらに大幅な小型化ができ、耐圧が上げられ、高信頼性と耐久性も得られる。弱点があるとすれば普通の電解コンデンサと比較すると高価であることぐらいだ。性能がいいから音質がいいとは限らないのがオーディオの世界だが、導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサは高解像度で透明感の高い音がするという定評があり、音質面でも評価が高いのだ。

 

シックなデザインはそのまま

デザインに変更はなく、ボディもそのままだ。つまり、余計な部分にコストを掛けずに、値上がりした金額は全て音質改善に使われたと思わせてくれる。同社のWebサイトにあるコンデンサの基板の画像を見ると、ニチコンか日本ケミコンを思わせるカラーリングのコンデンサが8個並んでいる。DACは以前と同じESS/ES9018K2M×2、オペアンプはSABRE 9601K×2という構成である。

 

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