DAC・ポータブルアンプ

2017年3月20日

【ポータブルオーディオLab】驚愕の音場感と解像感 CHORDの最新モデル『Hugo 2』がかなりヤバイ!

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FPGAにXilinx「Artix-7 XC7A35T」を採用、4万9152タップ数を実現!

イギリスのハイエンドオーディオメーカー、CHORDが、トランスポータブルDAC/ヘッドホンアンプである『Hugo』の新型モデル『Hugo 2』を約3年ぶりに発表。さらに何度か参考展示されていた『Mojo』の外付けモジュール『Poly』も同時に発表した。今回の発表会のためにCHORDのCEOジョン・フランクス氏とデジタル関連のアルゴリズム開発を担当するエンジニアのロバート・ワッツ氏が来日した。

 

CHORDと言えば、この人、DAC設計担当のロバート・ワッツ氏。エンジニアにしてはかなり饒舌。
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みなさんもご存じのようにCHORDと言えばFPGAである。汎用のDACチップを使わずFPGA(Field Programmable Gatearray)と呼ばれる自由にプログラムを書き込めるプロセッサーを使い、オリジナルのアルゴリズムを使ってデジタル信号を処理しているのだ。なぜ、こんな面倒なことをやっているのか。それはワッツ氏の目指しているのが、デジタル信号を完全に原音の波形に再現することで、一般的なDACの性能ではとうていそれを実現できないからなのだ。ワッツ氏によれば一般的なDACのフィルターは数100タップの精度しかなく、再現された波形はギザギザになってしまい、これがジッターになりアナログ変換時にノイズになってしまう。これを防ぐには無限のタップ数のFIRフィルターを通せばいいのだが、実際には不可能なため、ワッツ氏が考案したWTA(Watts Transient Aligned)フィルターを使っている。『Hugo』は2万6368タップのWTAフィルターを採用していたが、『Hugo 2』では4万9152タップまで増やされている。その先にある周波数256fsのWATフィルターを2層構造で使っており、さらなる高音質を追求したという。これらの組み合わせにより『Hugo 2』は4通りのデジタルフィルターの音をユーザーが選択できるようになった。

高性能化に貢献したのがXilinx「Artix-7 XC7A35T」という第7世代のFPGAでこれは『Mojo』に搭載されたの同じものだが、『Mojo』はモバイル用のため小型でさらに電池を長持ちさせる必要があり、その性能を全て使えなかったそうだ。今回は性能の100%まで使ったので消費電力は2倍の800mAに達したという。ノイズシェイパーは104MHzで動作する7次のフィルターに改良され『Hugo』の1000倍の分解能になったという。

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