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2016年4月13日

アナログレコードの魅力を地上145mで堪能! Technics×ナガオカ×東洋化成の「レコード再生プロジェクト」イベントレポート

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Technicsブランドの50周年を記念したアナログプレーヤー『SL-1200GAE』が全世界1200台(日本国内向けは300台限定)で6月24日に発売になる。その予約受付がはじまった4月12日、東京タワーの大展望台でイベント「レコード再生プロジェクト」が行なわれた。
プロジェクトを推進するのはTechnicsと、今回のプロジェクトで使用されているレコード針『MP-500』を開発したナガオカ、日本唯一のレコード製造会社、東洋化成の3社。メイド・イン・ジャパンを強くアピールしながら、多くのゲストと共にアナログレコードの魅力を堪能した。

 

「SL-1200」シリーズは1970年代から発売しており、累計350万台以上という圧倒的な出荷数を誇った名機。パナソニックコンシューマー・マーケティング・ジャパン本部 Technics担当の伊部哲史さんは、『SL-1200GAE』の魅力を語る。
「この『SL-1200GAE』はダイレクトドライブを再定義することをコンセプトに掲げました。これまでダイレクトターンテーブルの欠点と言われていたコギング(回転ムラ)も解消し、レコードに刻まれた音楽との感動的な出逢いができる賞品に仕上がったと自負しています」

ナガオカからは技術アドバイザーの寺村博さんが出席。採用されたレコード針『MP-500』の開発担当者だ。
「『MP-500』は当社の最高級モデル。振動体は軽量化を、ボディーは硬度化を追求しました。左右のバランスも良く、音楽のジャンルを選ばずに使えることが大きな特徴です」と話してくれた。

また東洋化成からはレコード事業部 カッティングエンジニア・西村俊介さんが登壇した。同社は神奈川県鶴見のプレス工場にカッティングルームを併設。カッティングルームはレコードの命とも言える溝を作る作業場だ。
「カッティングルームではレコード製造において1枚目に製造するラッカー盤を製造します。ラッカー盤はその後のプレスするレコード盤の元となり、厳密に言えば、ラッカー盤とプレス盤では音が異なるため、あくまでもプレス盤において最高のパフォーマンスを引き出すよう考慮してカッティングすることが重要なのです。そこで万が一プレス盤に支障が出た場合、即座に対応できるよう、当社は併設にこだわっております」とコメントした。

さらにこのイベントには3人のゲストが登場。ピアニストであり、Technicsのアンバサダーでもあるアリス=紗良・オットさん、オーディオ評論家の和田博己さん、そしてオーディオ専門誌の編集者・藤本国彦さんだ。、それぞれ自慢のアナログレコードを持参し、地上145mの天空の試聴会が始まった。

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(左から)パナソニックコンシューマー・マーケティング・ジャパン本部 Technics担当の伊部哲史さん、ナガオカ 寺村博さん、東洋化成 西村俊介さん。

 

3人のゲストがそれぞれにアナログレコードの魅力を語る

アリス=紗良・オットさんはドイツ人と日本人の両親を持つ、ドイツ・ミュンヘン出身のピアニスト。今回のメイド・イン・ジャパンの高技術に強い関心を持っている。

「私はライブの感動を大切にしているので、録音でも同様の感動を共有できることを強く望んでいます。私は日本に住んだことがないのですが、日本製品といえば、高技術のイメージがあります。ドイツにいる私の友人にも日本製のものを持っていない人はいません」と語った。

03_IMG_0262「私はウイスキーを飲みながら音楽を聴くことが好き。お酒も音楽も気持ちよく酔えます」とアリス=紗良・オットさん。

 

オーディオ評論家の和田博己さんは、Technicsで聴きたいレコードを紹介した。和田さん自身は1973年にロックバンド「はちみつぱい」でレコードデビュー。今回は2014年に復刻されたBellwood LP Collectionの中から「はちみつぱい」のレコード『センチメンタル通り』などを再生した。

04_IMG_0275和田さんは現在68歳。今年からはちみつぱいの国内ツアーにも参加するという。「もうオーディオ評論家とは呼ばせません!」と“決意”も表明。

 

オーディオ雑誌の編集者、藤本国彦さんはビートルズマニアとしても知られており、今回もビートルズのイギリス・オリジナル盤LPから「Come Together」などが再生された。
「リンゴ・スターのドラムはあまり評価されないですが、こうしていいシステムで聞いてみると実はなかなかの演奏技術だったことがよくわかります」と、レコードで聞いたことで再発見できる楽しさを披露した。

05IMG_0284「ビートルズのアルバムはジャケットも世界的に有名で、真似たジャケットを作ったアーチストも多い。しかしこれはあくまでもパロディで、盗作ではない。それほどジャケットが魅力的だったということです」と、藤井さんは、アナログレコードが持つ音以外の魅力も語ってくれた。

ちなみに『SL-1200GAE』の国内向け予約は開始30分で限定数に達し、予約は終了。この秋にもレギュラーモデルが登場する予定だ。
また、今回発足したレコード再生プロジェクトは今後も全国各地で開催される予定だ。

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