アクセサリー

2017年3月21日

【ポータブルオーディオLab】アナログから光まで 聴いてわかったiFi『micro iDSD Black Label』の実力

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『micro iDSD』の音質にこだわりカスタムオペアンプを特注

ポタアンの中にはオペアンプを交換して音色の変化を楽しんだり、音質向上を狙えるモデルがある。それほどヘッドホンアンプにとってアナログアンプは重要な部分なのだ。私のザックリとした印象として、DACは情報量、解像感、音像定位、音場感、S/N感、スピード感への影響力が強い。アナログアンプは音色、温度感、音の厚み、ドライブ感、音域のバランスなどに影響があると感じている。この両方が優れていないと、音色はすごく好みだけど平面的とか、解像度は高いが音色がクールすぎるなどの弱点が現れてくる。また、どちらも互いに影響がある部分なので、単純に切り離して考えられないところに設計の難しさがある。

iFiの主任エンジニアのトルステン・レッシュ博士は大の真空管好き、そしてDACチップはBarBrownのDSD1793推しである。新しいDACが出ても脇目も振らずにDSD1793を使い続けいている。今回、登場した『micro iDSD BL』は、このDACを生かすために、それ以外の部分にメスを入れたチューンナップ版である。価格の制約などで出来なかったことを盛り込んで音質を向上させたのがブラックバージョンなのだ。通常のシルバーの『micro iDSD』も併売される。

どこが変わったかと言えば、オペアンプをTexasInstrumentsに特注して、モデルOV2028とOV2627を作ってもらったのだ。何をベースにしてどんな設計になったのかは定かではないが、オペアンプの足の部分にHCOFCの銅製リードフレームをフレームとアンプを接続する配線材に4Nゴールド・ボンドワイヤーを使ったことは公表済みだ。これに加えて音質を左右する主要パーツを交換している。例えば電解コンデンサーにSANYO(現在はPanasonic)のOS-CONを採用。Panasonic ECPUやKEMETのコンデンサーも使われている。抵抗も高音質品に交換。さらにDACのデジタル信号部とデジタル電源部に手を入れ、クロックシステムもアップグレード、アナログの電源部も改良している。こうしたさまざまな改良は音にどんな変化を与えたのだろうか。

 

豊富な入力に対応して使いやすい

『micro iDSD』と言えば、PCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHzというスペックに目がいってしまうが忘れてはならないのが、豊富な入力端子である。まず、iOSに対応するためLightning/USBカメラアダプターケーブルが直接接続できるUSB端子を採用。その他のケーブル用に変換ケーブルと変換アダプターが付属する。RCA同軸入力と光丸端子を兼用するSPDIFデジタル入力端子があり、アナログ入力はφ3.5mmステレオミニ端子で対応。これだけあれば、どんなDMPとも組み合わせできるだろう。アナログ出力はφ6.3mmステレオ標準端子とRCAライン出力の可変と固定が選択できる。デジタル出力としてRCA同軸が使える。また、スマホなどを充電できるUSB出力も装備している。ゲインは3段力替えでさらに3段階の微調整ができる。DSD再生時も使えるデジタルフィルターが3種類あり、XBass+と3D+も装備している。これだけ入力方式があると、どの接続がベストな音色なのかも気になる。

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